裁判員法案が閣議決定。裁判員制度そのものについてはともかくとして、導入に際しての環境整備はどうなっているんだろうか。20歳以上の被選挙権を持っている人を対象に抽選で選ばれるらしいけど、選ばれた場合はちょっとやそっとの理由じゃ断れないらしい。
普段からあっちこっちに出張してるようなサラリーマンはどうなるのだろうか。世の中には会社休むと首が飛ぶような会社もあるらしいし。乳幼児のいるお母さんはどうするんだろうか。普段、保育園や託児所を使ってなくても、どこにあるかわからない(日本全国各地どこにでもあるとは限らんだろうに)、どんな人が見てくれるのかわからない、そんな託児所を自腹で使わなきゃいけなくなるんだろうか。身体障害者の人だって任命される可能性あるんだろうけど、その補助は誰がするの?そもそも裁判所までどうやって行くの?はるばる海を渡り山を越えて裁判所までってことも起こりえるんでないの?・・・・・・課題山盛り。
「裁判員制度はココがいい」みたいなことは政治屋さんが話してるのを聞いたことがあるけど「裁判員制度を導入するには云々」みたいなことを話してる政治屋さんは見たことがない。大抵その話をしてるのは評論家の人たち。そんな最近のテレビを見ていると「裁判員法案を作ったら誰が儲かるんだろうなぁ」とか考えてしまうのは気のせいだろうか。 |